
お酒が好きな人にとっては、妊活をするためにはお酒をやめなければいけないのか気になりますよね!果たして、お酒を飲むと妊娠しづらくなるのでしょうか。また飲みたくなったときのみんなの禁酒方法をご紹介します。
妊活中から禁酒は必要?
アルコールを飲んでいるからといって、妊娠しづらくなる、というわけではないようです。
ではなぜ、妊活中から禁酒を何故しなくてはならないと言われるのでしょうのか?
それは近い将来、妊娠した場合、お酒を飲んでいると赤ちゃんに悪影響を与えてしまうからなのです。「妊娠した」というタイミングは、体には、はっきりとわかるサインなどはありません。自覚症状が出てくるのは、ある程度の時間が経過してからとなります。大好きなお酒をたくさん飲んでいて、実は妊娠していた…なんてことがあったら大変ですよね。
「子供がほしい」「そろそろ授かりたい」など、子供のことを考えるようになり、避妊をせずにセックスをし始めた時点で、お酒をやめましょう。
お酒はどのように赤ちゃんへ影響するのか?
お母さんが妊娠中にお酒を飲んでいると、赤ちゃんが低体重で生まれてきてしまったり、顔を中心とする奇形・脳障害などを引き起こす可能性が高まります。
いわゆる、「胎児性アルコール症候群」です。
具体的には、以下のような症状が起こる可能性があります。
・子宮内の胎児の発育遅延、成長障害
・精神遅滞、多動症などの中枢神経障害
・特異顔貌、小頭症など頭蓋顔面奇形
・心奇形、関節異常などの種々の奇形
また、中枢神経障害がほとんどは「胎児性アルコール効果」と呼ばれており、欧米では精神遅滞の10~20%が胎児性アルコール症候群・効果によるものと言われています。
特に妊娠初期の4週~12週頃は、赤ちゃんの骨や体の大事な器官が作られる時期なので、十分に気を付けなければなりません。
万が一、お酒を飲んだすぐ後に、妊娠が分かった時は、隠さずに産婦人科の先生に相談しましょう。隠して、のちのち後悔しても遅いので、正直に話しましょうね。
アルコールは精子に悪い?
喫煙は精子に与える悪影響があるという事実は別の記事で詳しくご紹介しました。では、お酒による精子への悪影響はないのでしょうか?
お酒は飲む量、頻度に大きな影響の差が出る事が研究で分かっているようです。
・アルコールを普段から飲む人は精液量、また特に正常形態率に悪影響を与える
・時々飲むくらいならたいして影響はない
タバコほど大きな影響はないようですが、とはいえ少しでも影響はあるため、飲む量はほどほどにしておきましょう。
それを聞いてほっとした方も多いのではありませんか?ですが「ほどほど」というのは難しいものですので、ここできっぱり禁酒してしまうのもアリですね。
みんなはこうやって禁酒しました!
・ノンアルコールに変えていき、徐々に炭酸水へ (30代女性)
妊活を意識し始めてからお酒を控えるようにしていましたが、お酒が大好きな私は、まずはノンアルコールから始めました。毎日晩酌をしていたため、急にやめるとなると難しく、抵抗があったため、ノンアルコールからスタート。ノンアルコールに慣れてきたら、炭酸水などに変えてみたりして、お酒を飲まないことになれるようにしたら、禁酒が自然とできるようになっていました。
・早寝で禁酒! (20代女性)
夕飯の後に旦那と一緒に飲むお酒が楽しくて、夜遅くまで飲むことが日課になっていました。お酒を飲むことでストレス解消にはなっていましたが、遅く寝ることになってしまうため、朝起きるのが辛いのも事実でした。妊活をすることを決めてから、旦那と一緒に禁酒を決めて、早く寝るようにしたところ、全くストレスなく、逆に早起きできすっきり起きられたことに感動しました!
そして、禁酒してから約3か月で妊娠しました。
規則正しい生活が何よりも妊娠への近道なんだなぁと改めて思いました。
・大好きなおつまみは我慢! (20代女性)
私はワインが大好きで、ワインと一緒に食べる生ハム・チーズなどのおつまみも大好きでした。妊活を機に禁酒をしましたが、チーズや生ハムを食べてしまうと、どうしてもワインが飲みたくてたまらなくなっていたので、思い切ってワインを連想させるおつまみは一切食べない!見ない!と決めました。すると、禁酒してから1か月も経つと、飲まないことが当たり前になり、3か月経った今はおつまみを食べても一切ワインを飲みたいとも思わなくなりました。
あるときはお酒も夫婦のコミュニケーションツールになる!?
ある産婦人科の先生はこう言っていました。
「“妊娠する”ことにおいて、一番の問題はセックスレス。これが一番妊娠確立を下げている。」
確かに、妊娠していないカップル、ご夫婦にとって、アルコールが時には場を盛り上げてくれるコミュニケーションツールになることもありますよね。
そんなことも考えると、お酒の影響、リスクだけを考えて1滴も飲んではいけない!なんて強く言いきるのも難しいところですよね。
お酒を飲んでいるからといって、体内にアルコールがあるからといって、自然な受精はできないというリスクは低いようです。一方で、体外受精においてはアルコールが治療にはマイナスになることもあると研究結果が出されています。
つまり、適量に飲むのであれば、妊活中でもコミュケーションツールとしてお酒を楽しむことも必要なのかもしれません。
まずは、生活スタイルを見直そう!
何よりも、妊活において大事なのは、規則正しい生活、バランスの良い食事、良質な睡眠をとることです。その生活スタイルの乱れが妊娠力に影響を及ぼします。
アルコールだけではなく、食べすぎ、飲みすぎ、吸いすぎ、運動不足、睡眠不足はどれもいけませんよね。それらが、生活スタイルの乱れの原因なのであれば、すぐに見直しましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。
タバコほど厳格に絶対ダメ!というわけではありませんが、妊娠してからも禁酒は継続し、授乳中もまだ飲めませんので、妊活のうちから禁酒しておいても早くはありません。
妊娠してから急に「はい!禁酒しましょう!」と言われてもなかなかできない人もいると思います。今のうちから心がけておきましょう。
妊活中とは違って、妊娠中のお酒は「絶対に!」ダメですからね!
今は、おいしいノンアルコールのお酒がたくさん発売されていますので、楽しみながらノンアルコールにシフトチェンジしてみてはいかがでしょうか。
コメント
Lbgoxync さん
Ruairidh Legge さん
Patsy さん